サウナ好きの情熱×岐阜の革新&伝統技術が産んだ最強のサウナハット『柿渋サウナハットZERO』誕生秘話!(第2話)

構想から実に1年の試行錯誤とテストを経て、ついに誕生した『柿渋サウナハットZERO』。

 前回は最強のサウナハット作りのための「生地」と「構造」のお話をしましたが、今回はそこにさらなるスパイスを加えていきます。登場するのは、岐阜県が誇る「革新技術」と「伝統技術」の融合!全3話の連載第二弾です。

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◎『柿渋サウナハットZERO』は2023年3月中旬Makuakeにて先行販売を予定しています。最新情報はLINEやメルマガから配信するので、ぜひご登録ください!
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「更なる追求!革新技術によって生まれた魔法のタオル地!」

タオル地、といっても様々なものがあります。現在のサウナハットでは「今治タオル」が多く使われていますが、私たちが選んだのは、岐阜県安八郡にある『浅野撚糸』さんのタオル生地でした。こちらのスーパーZERO®という撚糸技術は、多くのテレビ番組でも取り上げられるほど革新的で(がっちりマンデー、ガイアの夜明け、カンブリア宮殿など)、まさに知る人ぞ知るタオル生地の最高峰。その技術で作られたタオルは「魔法のタオル」とも呼ばれ、異次元の吸水性・速乾性・耐久性・伸縮性を誇っています。タオルブランド「エアーかおる」に使われている生地だと言えばピンとくる人も多いでしょう。

 

▲浅野撚糸さんHPより(https://asanen.co.jp

いかにタオル地内の空気の層にサウナ熱(湿度)を多く、そして密に閉じ込められるか。そしてサウナ熱や、幾度となく行われる洗濯への耐久性を持たせられるかどうか。その全てを高次元で実現しているのがこのタオル生地だったのです。

 私たちは直接浅野撚糸さんを訪問し、熱意とサウナ愛を伝え、スーパーZERO®の生地の使用を許可していただきました。これでまた一つ、最強のサウナハットに近づいたのです。

「これぞ日本スタイル!サウナハットには柿渋染めが最適だった!」

更なる耐熱性と耐久性アップの方法を模索していると、耐熱性・耐久性プラス抗菌力まで付けられる方法が見つかります。辿り着いた答えが、日本古来からある伝統的な「柿渋染め」でした。柿渋染めとは、古来から漆器や布やロープ、建築材や家具や紙、漁網や和傘など、あらゆるものの下地として広く使用されていたものです。柿渋染めには、高い「防水・防腐・抗菌・耐久」効果があると知られています。

▲近代ではその抗菌効果が注目され、マスクや靴下などにも使用されている

この柿渋染めを、サウナハット内側の帆布生地に施せば、防水効果で外側のタオル地からの高温湿度の流入をさらに抑えられ、しかも抗菌効果で防臭にもなり、かつ今の時代に狭いサウナ室内での抗ウイルス効果も期待できました。柿渋染めは、経年による色の変化も楽しめるとあって、「サウナ歴とともに味が出てくるサウナハットなんて最高じゃないか!」となって興奮しました。もちろん、耐久力もしっかりアップするんです。

そこでご協力いただいたのが、岐阜県山県市の『柿BUSHI』さんでした。世界でもこの地域にしかない希少品種「伊自良大実柿」を使用した柿渋染めの工房で、その品質の良さと、丁寧かつ繊細な染め技術は高い評価を得ており、ここで染めたエプロンはジブリパークのスタッフ用としても採用されたほどなんです。代表の加藤さんにもプロジェクトメンバーとして多くのご意見をいただきながら、いよいよ最強のサウナハットが完成に近づいていったのでした。

 

BUSHIさんで染められた衣類。経年とともに味が出てくる

タオル地と帆布生地の二重構造で、前者には革新技術のスーパーZERO®、後者には伝統技術の柿渋染め。岐阜の贅沢をぎゅっと詰め込み、Goenさんにて一つ一つ丁寧にハンドメイドで作られていった『柿渋サウナハットZERO』。次回第3話では、サイズやカラー展開の話も含め、最終的なまとめ記事をお送りしていきます。

 柿渋サウナハットZERO商品ページ